うーはーブログ

お酒大好き

【完全版】ニュー•シネマ•パラダイス 〜あと30年後にもう一度観たいと感じた映画No.1〜 

---------------------------------------------------------------------------

目次 

---------------------------------------------------------------------------

【あらすじ】

大人になり映画監督となったサルヴァトーレの元に映写技師のアルフレードが亡くなったことを知らせる一本の電話。その電話をきっかけに、シチリアの小さな村で過ごした少年時代、青年時代、アルフレードとの過ごしたかけがえのない日々を懐古する物語

 

【キャスト】

アルフレード(フィリップ・ノワレ)

映画館(パラダイス座)で映写技師として働く

最初はトトを厄介者のように感じていたが、接するうちに徐々に親友のような、時に父親のような愛情を抱くようになる

 

トト 少年時代(サルヴァトーレ・カシオ)

   青年時代トトマルコ・レオナルディ

   中年期トト(ジャック・ペラン)

やんちゃな性格でアルフレードを困らせるが、根は優しく小さい頃から映画への愛が強い

アルフレードに映写技師としての技術を学び、小さい頃あらパラダイス座で働くようになる

 

【見どころ】

1.<アルフレードの名言>

劇中にアルフレードはたくさんの名言を残しています。 

その中でも特に好きなのは

エレナに恋するが上手くいかなくて悩んでいる 

トトにアルフレードが語りかけた   

王女と兵士の寓話です。

兵士が王女に恋してしまい、身分違いであるが想いを告げる。

王女は兵士に「100日間私のバルコニーの下で待っていてくれたらあなたのものになります。」

と告げた。

それから雨の日も風の日も毎日

バルコニーの下で待つ兵士を王女は見守っていた。

しかし99日目の夜に兵士は

そこから去ってしまったと、いう内容です。

 

寓話の意味するところを

アルフレードはトトに教えませんでした。

その後トトは自分と重ね合わせて

自分なりの答えを導き出します。

 

トトと同じように皆さんも迷いながらも

自分なりの解釈をしていたと思います。

 

個人的な解釈としては

兵士は99日間待ちながら

あまりにも身分の離れた王女の為に

幸せになってほしいから身を引いた。

そして99日の間、王女が自分を見守ってくれていた

それだけで十分だと思ったのではないかと

思っています。

 

劇中のアルフレードの言葉には

解釈をこちらに委ねているところが

多く見られます。

アルフレードの言葉やトトへの行動を

どう捉えるかはその人次第であり

大きく映画への感想も変わってくる

そういった意味でも面白い映画だと思います。

 

2.<美しすぎるヒロイン>

 トトが駅前で映画撮影していた時に

偶然映り込んだエレナのあまりの美しさに

一目惚れしてしまったのが最初の出会いです。

 

なんといっても

栗色のパーマがかった髪に大きな青い瞳

、、、惚れないわけがない!

 

それからは懸命にエレナを追いかけて 

学校や街中で声をかけるものの

緊張しすぎてまともに会話も出来ず、、、

 

そのくせ何故か、教会にいたエレナを見つけて

牧師の代わりに告解室に忍び込み

エレナに「君は美しい」と言いまくり   

告白できる度胸!!笑

 

この頃の映画ってびっくりするくらい男性がかなり大胆に攻めますよね。笑

 

時を経て中年になっても結婚しておらず(あらゆる女性と関係は持っていそうですが)

帰郷した際に昔のエレナの映像を観ながら

涙を流したりと引きずりまくっていますが 

、、、そりゃそうなるよ!ってくらい綺麗なんです。

 

劇場版ではエレナからの連絡が途絶えた理由は

不明ですが完全版では明らかになり 

再会まで果たします。

でも個人的にはあまりその後のエレナについて  

描かれない方が好きです。

理由は思い出は美しいまま思い返せる方が

いいのでは、と思っているのと

恋愛部分をサラッと描いてることにより

トトとアルフレードの年齢を超えた友情、

映画終盤になって深まる哀愁に

よりフォーカスされる気がするからです。

 

しかも何が一番嫌かって

エレナの結婚相手がボッチャであると言う事実!

えー、、すごい血迷ったな、、

どうせなら男前の金持ちと幸せな家庭築いててほしかったです、、、

 

3.<映画のラスト数秒間で現代まで愛される名画に>

 故郷からローマへ戻り

 映写室でアルフレードの形見のフィルムを流します。     

 そこにはトトが子供の頃にパラダイス座で

 上映していた映画のキスシーンを繋げたもので

 トトは涙を浮かべながら微笑むシーンで終えます。

 

 トトは30年経ち故郷に戻り一見変わっていないように思えても

 アルフレードの死、年老いた母や姉、 トトが大好きだったパラダイス座の取り壊しなど、過ぎゆく時と共に変わってしまうものを感じたように思います。

 

しかしアルフレードが残してくれたフィルムには

トトの映画への愛情、

夢中になりアルフレードのいる

パラダイス座に通った日々の思い出が詰まっているものであり

また亡き今もトトを愛するアルフレードの 

思いが詰まっているものでありました。

 

映画終盤にも描かれたように

フィルムからビデオに移行することで

取り壊されたパラダイス座など 

変わりゆくものの中で人は生きているが

アルフレードの残したフィルムは

トトに不変が確かに存在することを

感じさせたように思います。

 

このラストシーンで流れる名曲が相まって

涙なしには観れません、、

トトの気持ちは頭では何となく理解できても

実際に感情としては追いつけない所があり

きっとこの映画は観る年代によって感想が

違ってくると思います。

トトと同じように年月を経て

必ずもう一回観てみようと思える1本でした。

 

映画を見る人のイラスト(泣く・女性)